2009年09月22日
本島周辺海面水温、上昇率2倍超
本島周辺海面水温、上昇率2倍超 環境に深刻な影響
2009年9月20日
琉球新報http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-150090-storytopic-1.html
九州・沖縄海域における海域区分と海面水温上昇率(℃/100年)
福岡管区気象台と長崎海洋気象台、沖縄気象台は19日までに、沖縄地方の異常気象や地球温暖化などの気候変動、周辺の海洋環境の変化実態を明らかにした「異常気象レポート九州・山口県・沖縄版2009」をインターネット上に公表した。同レポートで、九州・沖縄周辺海域の2007年までの100年当たりの海面水温上昇率が、沖縄本島周辺の東シナ海南部で1・13度と、全世界の海面水温上昇率0・5度の2倍以上になることが分かった。
レポートでは、海面水温の上昇が地球温暖化によってもたらされるとともに、逆に大気の温暖化を進めるなど互いに影響を及ぼし合うと考察。関係者や専門家は台風の勢力やサンゴの白化が進むなど気象や環境への影響を指摘している。
上昇率を解析した長崎海洋気象台によると「(上昇率は)高緯度ほど高い値になっており、大陸側の気温上昇による影響が考えられる。地球温暖化による二酸化炭素(CO2)増加と(太陽の活動など)自然変動の影響もある」と分析した。
レポートによると、高水温の状態が長期間持続すると、逆に海面が大気に影響し、地球温暖化の進行につながるという。
海面水温上昇は台風の勢力にも影響するといわれ、同気象台によると、低緯度の暖かい海域で発生する台風が、高緯度に北上しても海水温が高いままだと勢力が弱りにくくなるという。
また、サンゴの白化現象の原因にもなり、日本サンゴ礁学会保全委員長の鹿熊信一郎さんは「上昇傾向が続くとサンゴ白化が頻繁に起こるとの調査結果が多数ある。水温上昇の速度にサンゴの適応が追い付かない状況になる」と話した。
レポートでは、那覇や久米島、宮古、石垣、与那国の5地点で観測した100年当たり(1897年~07年)年平均気温も約1・1度上昇したことも示され、地球温暖化の傾向が浮き彫りになっている。(慶田城七瀬)
琉球新報http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-150090-storytopic-1.html
早めに気づいて
手を打たねば